紫外線アレルギー

私は紫外線に対してアレルギーを持っています。
それが分かったのは、20歳を過ぎてからでした。
ある春の日に、大きなテーマパークへ遊びに行きました。
その日や天気も良く、海風も爽やかでちょっと汗ばむような陽気でした。
(その頃はシミやそばかすを気にすることも無い年頃だったため、)1日中日向を歩き回っていました。
肌に異変が起きたのは、その日から2〜3日経った頃です。
手の甲から手首にかけての部分と、デコルテ部分が急に痒くなったのです。
その痒さはかなり強いものでした。
自分の肌に何が起きているのかとその部分を見ると、掻いて赤くなった部分に小さな発疹がたくさんできていました。
その発疹は大小さまざまな大きさで、となりのものとくっついていたり、掻いた衝撃でつぶれて透明の体液が滲んでいるものをありました。
掻けば掻くほど炎症部位は広がり、発疹はますます増えていきました。
慌てて皮膚科にかかると、その炎症部位の形を見て、紫外線によるアレルギーが疑われるとの診断を受けました。
手首より上の腕に発疹が出ていないこと、デコルテ部分の炎症が胸に向かって丸く出ていることから、洋服によってカバーされていた部分が救われているということからでした。
紫外線を長時間受けた部分にのみ、炎症が出ていたのです。
毎日浴びている、日光の中の紫外線にアレルギーがあるとは初耳でした。
以前報道特集で観た色素性乾皮症という疾患を持つ方の映像が頭をよぎりました。

その疾患があると、紫外線の当たる日中は宇宙服のような防護服を着なければならず、外で遊ぶには日が暮れて、紫外線メーターが反応しなくなってからのみなのです。
紫外線アレルギーとは別物ですが、当たり前に浴びていた紫外線に対してアレルギー症状が出てしまったと言うのは、それくらいショッキングなことだったのです。
しかし以降、不用意に紫外線に当たらないようにして、夏は日傘を差し、日陰を歩き、日焼け止めを正しく使用すれば日向でもアレルギーを起こさないことも分かりました。
海やプールで水着になることは怖くてできませんが、もともと好きではないし諦められました。
ただ1点辛いのは、職場や公の場で「紫外線アレルギーなので、日の当たらない席に座らせてください。」とはなかなか言いづらいことです。
シミやそばかすができるのが嫌だから?と言う風に美容目的で捉えられることが多いのです。
花粉や食物アレルギーと違い、まだまだ世間の認識が及んでいないことを感じます。